ワルツ第7番 嬰ハ短調 作品64-2 ショパン 楽譜 簡単 ドレミふりがな Waltz in C-sharp minor Op. 64, No. 2 by Frédéric Chopin
この記事のテーマ
- ピアノ初心者の方でショパンの曲を弾きたいと思っている方向けの記事です
- 楽譜を動画と画像とPDFで見る事が出来ます
- 音符を読むのが苦手な人のために、ふりがなドレミ譜表を振っています
ワルツ第7番 嬰ハ短調 作品64-2 ショパン 楽曲紹介
ワルツ第7番(ワルツだいななばん)嬰ハ短調 作品64-2は、フレデリック・ショパンが1847年に作曲したピアノ独奏のためのワルツで、生前に出版された最後の作品の一つである。主題にマズルカが採用されるなど、ショパンの作曲技術の集大成といえる。
ショパンが1847年に作曲したピアノ独奏のためのワルツで、生前に出版された最後の作品の一つです。
「子犬のワルツ」と同時出版されたことでも知られていますが、こちらは「子犬のワルツ」とは対照的に、哀愁漂う美しい旋律と、どこか儚げな雰囲気が魅力的な作品です。
1. 曲の特徴
- 哀愁漂う旋律: どこか懐かしさを感じさせる、美しくも切ない旋律が特徴です。
- マズルカのリズム: ワルツでありながら、主題部にポーランドの民族舞踊であるマズルカのリズムが取り入れられているのが特徴的です。
- 転調: 嬰ハ短調を基調としながら、様々な調へと転調を繰り返すことで、楽曲に彩りを添えています。
- 構成: 変則的なロンド形式または複合三部形式(A-B-C-B-A-B)で構成されています。
- 難易度: ショパンのワルツの中では比較的演奏しやすい部類に入りますが、繊細な表現や、マズルカのリズムの表現など、演奏にはある程度の技術が必要です。
2. 作曲の背景
- 1847年作曲: ショパンが37歳の頃に作曲されました。
- 献呈: ナタニエル・ドゥ・ロスチャイルド男爵夫人に献呈されています。
- 出版: 1847年にパリとライプツィヒで出版されました。
3. 演奏のポイント
- テンポ: 「Tempo giusto」(正確な速さで)と指定されていますが、速すぎず遅すぎず、自然なテンポで演奏することが大切です。
- マズルカのリズム: 主題部のマズルカのリズムを意識して、軽快かつリズミカルに演奏しましょう。
- 強弱: ショパンの楽曲は、強弱記号による表現が豊かです。強弱をしっかりと表現することで、楽曲に深みが増します。
- ペダル: ペダルを効果的に使用することで、美しい響きを作り出すことができます。
4. 聴きどころ
- 主題: 冒頭の、マズルカのリズムを取り入れた美しい主題に注目してください。
- 中間部: 中間部では、変ニ長調に転調し、より叙情的な旋律が奏でられます。
- コーダ: 最後のコーダでは、再び主題が現れ、静かに曲を締めくくります。
ショパンのワルツ第7番 嬰ハ短調 作品64-2は、彼の晩年の作品であり、円熟した作曲技法と、繊細な感性が融合した名曲です。 ぜひ一度、じっくりと聴いて、その美しさを感じてみてください。
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華麗なる大円舞曲 変ホ長調 作品18 ショパン 楽譜を画像で表示
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ワルツ第7番 嬰ハ短調 作品64-2 ショパン 原曲紹介